長野県茅野市、ここにある会社のコンサルティングを依頼された。
その名は、オーセンアライアンスという。
純水を創り出す機械を作っている会社である。
茅野市の隣には、諏訪湖がある。
かつては水質が良いので、精密機械メーカーがこぞって進出した。
水にまつわる会社には好立地である。
オーセンアライアンスの社長は、佐藤という。
この佐藤社長とは、東京のセミナーで知り合った。
私は講師、佐藤社長は受講生であった。
セミナー終了後の懇親会で名刺交換し、長野の会社を確認した。
「私は月一回、東御市に行っているので、立ち寄りますよ」と、声をかけた。
以来、歳が近いこともあって、度々、会って会社の事情を聴いているうちに、
佐藤社長の会社のコンサルティングの依頼をいただいた。
その背景として、私は一度、会社を売却していることが大きい。
そのノウハウを知りたいという相談を、度々受けるのだ。
会社というのは、厄介な生き物である。
子どもと同様、作るのは簡単なのだが、育てるのが難しいのだ。
ましてや、最終形をどうするのかなどと、作った当初は考えていない。
5年、10年と経営していくうちに、自らも歳を重ね、どうしたものかと悩むのである。
佐藤社長に関しても、同様だ。
出口の戦略がないのだ。
まぁ、会社ってものは、人が動かしているので、日常的に問題が発生する。
その対応だけで、いっぱいいっぱいで他に手が回らない。
だから、客観的に物事が見える、コンサルティングが必要なのである。
佐藤社長には、今までの経緯を聞いたことで、冒頭にこう依頼した。
まずは、会社の見える化が必要。
佐藤社長の頭の中を開示する。
商品があるので、全員が「商品情報とお客さん情報を共有」すること。
少人数の会社ではマストである。
互いの良いところを認め合う。
他社のできないことを言わない。
田舎の会社だから、求人は困難である、今いる社員をお互い大切にし、
出来ないこと補完できる関係性を築く。
そのうえで、
- 会社とは何か
- 社長とは何か
- 仕事とは何か
- 社員とは何か
以上を即答できるようにしないといけない。
なぜか?
社長の発言がぶれないようにするためである。
社員は社長の発言を覚えている、しかし、社長は意外にも覚えていない。
だから、その場限りの回答をしてはいけないのである。
私が考えるコンサルタントとは、事業計画書を作成することが目標ではないので、
会社の根底から造り上げるものだと思う。
では、改革の様子を綴っておくことにする。


